こんにちは
とべぶたです。
今回は藤由達蔵さん著、青春出版社出版の『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』を読んで思うことについてご紹介していきます。
まず初めに、ボクがこの本を手に取ったきっかけは本書のタイトルに魅力を感じたからです。
これというのも、僕自身「すぐやる人」ではないという自覚があるからです。
きっと、同じようなコンプレックスを抱えている方は少なくないのではないでしょうか?
本書では「思い立ってから10秒以内に初めの一歩を踏み出すこと」を推奨しています。
これと似たもので「5秒ルール」というものを耳にした事がありますが、5秒ルールが言い訳を考える前に最初の一歩を踏み出してしまうことを推奨しているのに対して、筆者が提唱する10秒ルールでは、5秒ルールの要素を残しつつ、その物事に対する視点(本書では「視座」という言葉を用いています。)を変換することで、上司やクライアントなど様々な視点から、いかにすればより満足してもらえるものにできるかという点について、考察した上で取り組むことを推奨しています。
筆者は物事に取り組む前に、この考察を行うことで成果物を最大化することができると言います。
また、本書では「気分」と「視座」の転換をすることが大事であると述べています。
本書では人が行動する過程から結果を出すまでに身につけるべき事柄を以下の5つの項目に分けて解説しております。
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○行動できない人の習慣を知る
○行動する人の思考法を学ぶ
○行動する人になるためのマインドチェンジ
○周りを巻き込む思考と行動
○ゴールに近づく思考と行動
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今回は、本書の導入部分である「行動できない人の習慣を知る」と「行動する人の思考法を学ぶ」というチャプターについてご紹介いたします。
■行動できない人の習慣を知る
この項目については、ボク自身嫌でも多くの項目が思い浮かんでしまいます。
初めにこの章を読んだ時「もしかすると筆者もすぐやる人ではなかった過去があったのではないだろうか」と考えてしまいました。
それほど、普段のボクの考えと似通っていたのです。
ついつい「まだ締め切りまで時間があるから、後からやればいいや」と考え、行動を先延ばしにしてしまう。たくさんのやることが頭に浮かんでしまい思考停止してしまう。など…
本書では、これらの考え方を「行動を阻害する思考の癖」と言っています。
これらの対処法について、いくつかのやるべきことを付箋に書いて可視化することで思考の整理をする方法いくつか紹介がされています。
これは「たくさんのやるべきことがある場合」の対処法となりますが、やるべき事柄以外にも、自分自身の考えや思いも書き出してしまうべきであると筆者は述べています。
その上で、不要だと判断したものについては思い切ってゴミ箱へ捨ててしまうのです。
ボクも実際にやってみたのですが、確かに自分の思考が整理された感覚があり、スムーズに作業を進めることができました。
■行動する人の思考法を学ぶ
次にすぐ行動できる人の思考法について、ボクが印象に残った内容をご紹介したいと思います。
それは、その事柄について、取り組む前の10秒間で「全体の見取り図をイメージすることである」というものです。
さらに筆者は、この見取り図を思い描いた際にポジティブ・ネガティブ両方の結果を予想し、結果から逆算した行動を考えるのだと言います。
私の身の回りの、すぐに行動し、上手に物事を進めていく人たちはリスクヘッジが上手いように感じます。
これが、先ほどご紹介した「逆算思考」からくるものであると考えれば、確かに説明がつきます。
■最後に
いかがでしたでしょうか?
このように本書では「なぜ」すぐに行動に移すことができないのか、そして「なぜ」すぐに行動に移すことができるのかという命題について、具体例とその対処法を合わせて読者へ伝えてくれます。
「人間個人の能力なんてそもそも、そんなに大きな差はない」と筆者は述べています。
この考えにはボクも完全に同意です。
確かに結果だけ見れば「東大に合格した学生」や「一代で会社を立ち上げた社長」など生まれ持っての才能を感じさせる人はいます。しかし、これらの結果はその人が長い時間をかけて積み上げてきたものの成果でしかありません。
その人たちと同じような行動を継続していれば、あなたにも手に入れることができた未来だったのではないでしょうか?
本書では、今回ご紹介した以外にも様々な課題と原因、そして対策をボクたちに教えてくれます。「先延ばしにしてしまう悪い癖を直したい」「行動力をつけて今よりも好きな自分になりたい」そう思っている人は是非、この本を読むことから始めてみてはいかがでしょうか?
この本を読んだ時点で、あなたは「すぐやる人」になる第一歩を踏み出しました!
きっと今よりも、少しすごい自分を手に入れることができるでしょう。
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